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はじめまして。FORUM×ATOSへようこそ。
・[2919]
> さてタイトルの通り中央線ATOSの更新についてですが、
> 2014年3月31日に既に更新が完了しているようです。
> 日立評論におけるその趣旨の論文がありますので載せておきます。
http://www.hitachihyoron.com/2014/06/pdf/06_article05.pdf
たいへん失礼しました。まだ読んでおりませんでした。取り急ぎ、機能面での変更点について、以下の要点のみ把握いたしました。
・線区中央装置と線区ネットワークの更新で、駅装置以下の更新は含まない
・予測ダイヤ機能の取り込み
・GDサーバの導入
・指令卓を、いまどきフツーのGUIにする(マウスでドラッグできるようになった?)
これで、いくつかの疑問点が氷解しました。
・[2905]
> 一点、気になるのは、乗り入れや線路共用区間のある複数線区について、必ず線区別ホストを共用しなければならないような制約がシステム上あるのかどうか、ということです。
今回の更新でGDサーバが導入されるまでは、山手線と京浜東北線で並走区間での一体的な管理をするためには線区中央装置を共用しなければいけなかった、湘南新宿ラインについては、ATOSがないよりはスムーズであるが、決して管理しやすい状態ではなかった、ということだったことがわかりました。
この点では、「上野東京ライン」に間に合った(間に合わせた)という状況でもありますね。
※このサイトでは、あいまいなまま「乗り入れに役立つ」旨を記述していましたが、もう少し深く理解したうえで加筆いたしたく。
今回、導入されたGDサーバというのは、山手線以降の未更新の線区中央装置を含めたATOS全体に、ただちに適用されるものと理解してよいのでしょうか。(そうでなければ意味がないですね。)ということは、横浜線と根岸線の直通においても、線区中央装置の共用いかんにかかわらず、これまでのATOSよりも密で深い運行管理ができることになります。かなり期待してよさそうですね。
※青梅線から中央線へ直通する上り列車が駅手前や西立川で待たされる問題(ほかの線区境界でも類例があるかもしれません)も解消するとよいのですが。
その他、「ビッグデータの取り込み」を目指すということは、いよいよリアルタイムの旅客流動([2911])を考慮したダイヤ回復に取り組むということですね。Suicaのペンギンがドドドドドと路線図の上を縦横無尽に歩き回るのです。
切り換えが年度末というのは、書類のにおいがしますが、2013年度中に予定通り完了したということで、「遅れている」云々の記述はすべて訂正いたします。JR側では何も公表されていないようですが(交通新聞にも出ていなかったかと思います)、特許かなぁ、と思っておくことにいたします。(これだけいじるとなれば確実にいくつかは新しい特許を目指すところです。)
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