・安全 ・データそしてAI ・その他
(約2000字)
大急ぎで内容を見てみます。(本格的には読みません、の意。恐縮です。)そして、このフォーラムでの話題とマッピングいたします。みなさまにおかれまして何かの参考になれば幸いです。
・JR東日本「グループ経営構想V「今後の重点取組み事項」の更新等について」(2015年10月28日)
http://www.jreast.co.jp/press/2015/20151015.pdf
○安全
> 安全に関する知識・指導力・技術力を備えた社員を育成
> 大きな世代交代時期であることを踏まえた人材育成・技術力向上の取組み
左の欄の「○」と、右の欄の括弧つき数字が対応していますね。育成するために呼び戻す、ということだと早合点しました([3030])。
ホームドアに関しては、線区単位で取り組むような計画の策定は(この計画の期間内には)予定されていない([3104])、と読み取ることが可能ですが、本当でしょうか。いえいえ、「2018年」([3117])にはパーッと、何かが開けたりしないんでしょうか、と期待されます。(あくまで勝手な期待です。)
> 安全教育・訓練の見直し ⇒ 仕事の「手順」(マニュアルなど)だけではなく、「本質」(趣旨・目的、しくみ・動作原理など)を実践的に教育し、安全意識・感性を向上
> 「鉄道に関するリスク克服委員会」の設置
> ⇒ リスク・弱点の把握による「未然防止」(リスク・弱点を掘り起し、重大な事象の発生前に対策を講じる)
意識や感性で査定(給与に反映するソレ)するなんてとんでもない、と早合点しかかります、たぶん。逆に、査定に関係ないならどうでもいい(それどころでないくらい目先の業務で忙しい、を含みます)、ということにならないようにする工夫も必要でしょう。かなり難しそうです。
○データそしてAI
> 地盤特性を考慮した地震計の配置とレーダー雨量データの活用
おお、レーダー雨量データといって、東京電力のレーダーではないですよねぇ、と念を押されます。なかなかすごいです([2990])。
> 山手線E235系量産先行車から得られる車両モニタリングデータの分析に着手
ヘラクレスの「考察」([3089])も気になります。最終的には、いかにして人による判断(の漏れや甘さ)をなくしていけるか、が問われます。
> 無線式列車制御システム(ATACS)の仙石線での工事完了及び埼京線での無線試験の実施
> 列車状況(遅延・混雑率等)をリアルタイムに可視化する開発を推進
> IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)等の進展を見据え、時代を先取りした技術革新を推進するために、当社グループの将来の技術目標を含む中長期的な技術革新のビジョンを策定し、2016年度から開始
リアルタイム可視化が「お客さまサービス」でなく「輸送システムの変革」に入っているのは、「奥ゆかしい」案件([2911])だからですね。いま、実際の混雑率([3051]ほか)がわからないので、かなり大きなマージンをとって「お客さま混雑のため」新宿駅に入線できません、といった対応をしている面があろうかとみられます。そうした過大なマージンを適正化するには、混雑率のリアルタイムでの把握が必要で、これはもう、モニタに表示して人が判断([3037])、という範囲を超えた話です。そこでAI([3099])なんですね、わかります。
○その他
> 羽田空港アクセス線構想の具体化に向けて
> 基礎調査や施設計画・事業スキーム等の検討を継続して実施
> 羽田空港アクセス線構想の具体化に向けた事業スキーム等の検討
基礎調査、施設計画はだいたい固まった、と読んでいいのでしょうか。…いいのでしょうか?
> 交流区間乗入れ用の蓄電池駆動電車の導入
黒磯ですか、黒磯ですかっ、と叫ぶ人も出るにチガイナイ([2977])、といって静観されます。そして、電車(車両)によって、黒磯以南を含めて対応されるのであれば(≒直流電車の黒磯までの運用が大幅に削減されるのであれば)、黒磯駅は電子連動化されても、仙台側の配下のままかなぁ、とも想像されます。(あくまで想像です。)
> オリンピック開催までの使用開始に向けた会場最寄駅等における駅改良工事計画の推進(千駄ヶ谷駅、信濃町駅、新橋駅、新木場駅等)
「(等)」が気になります!
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