・新駅の構造を探る(地域編) ・新駅の構造を探る(鉄道編) ・新駅の構造を探る(バス編)
(約14000字)
前編([3159])からの続きです。
●新駅の構造を探る(地域編)
新駅はいかなる構造になり、駅の両側ではどのように「街」と接することになるのでしょうか。
以下、それなりに「生々しく」想像を試みますが、あくまで勝手な推測ですから、たしからず。
※公共の駐輪場に関しては割愛いたします。
まず、自治体や商業施設の管理者、それに近隣の住民として最も気になるのが、いかなる駅舎や駅前広場ができるのか(用務地や自宅から駅にまっすぐ向かえるか)ということです。
前掲の毎日新聞の記事で「駅舎設置に向けた約3000平方メートルの用地代」ということですから、この面積の未買収地…といいますか、うっかり売却してしまった土地を買い戻す的なソレがあるようだと読まれます。
わぁい約3,000平方メートルぅっ!! …といって、その実、54.8×54.8メートルの正方形の土地(1周わずか219m)から、3×1,000メートルの線路1本分のような土地(1周2,006m!)まで、いろいろ(1周の長さにして10倍以上!)ありえます。
・個人のページ「『変形』で容積が増えますにょ!」
http://www.page.sannet.ne.jp/ikenoue/type2/milk/tohsyuu/tohsyuu.html
・Google ストリートビュー 「駅舎設置に向けた約3000平方メートルの用地」とみられる土地
https://goo.gl/maps/UkF3JMULyiq
…「ステーキのどん幕張店」さんから「千葉測器幕張(営)」さん(国道側では「Canon」の看板の建物)の土地が最も近い広さ(Googleマップ上での簡易な計測で3,340平方メートル)だと決めつけられました。本当でしょうか&「ステーキのどん幕張店」さん外1名さま、名指ししてごめんなさい。あまりにも長く「新駅」が不透明なままだったので、国道に面した土地を切り売りしたのだろうと想像されます。その当時としては、妥当な判断だったはずで、多くの人の胃袋をこれでもかこれでもかと満たしてきているはずです。未利用地を適切に「活用」することって、大事ですね、と、ハート…いえ、胃袋のレヴェルでがっちりと納得されましょう。
・「胃袋のレヴェルでがっちり」事案
http://www.milpan.com/#!event-lessons/cry9
・「胃袋のレヴェルでがっちり」案件
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/denentoshi-402864/
・「間違えやすい法令用語15 (議題)・議案・案件・事案・事件」
http://mbp-okayama.com/kikuchi/column/1914/
※「議案」と「事件」にはならないですよねぇ…いえ、なるんでしょうか。
周辺の土地では、運送会社の駐車場(プレハブ平屋の事務所あり)、旅館のセントラルキッチンらしき建物(3階建てプレハブ)あたりまでは、いつでも撤退できそうな簡易な建築物となっており、回転ずしチェーン「銚子丸」さんの本社、「DHC第二研究所」なる建物になると、新駅ができた時に「駅前!」となることを見越していそうな、ちゃんとした建物が建っています。このあたりで、「北口駅前広場」のロータリーがつくられそうですね。
一方、毎日新聞の記事にある『駅ビルなど商業施設用地として約5000平方メートルをJR側に引き渡し』のほうは、イオンモールBT(バスターミナル)、イオンモール区画内の歩行者専用道路(「ファミリーモール」の前の歩道状空地と見せかけて実は道路、の意)、さらに後述の「転回場」に囲まれた「逆L字型」の土地が(Googleマップ上での簡易な計測で)約4,570平方メートルといわれます。
この土地は、西側の小さな「転回場」でしか公道と接しませんから、容積率がさほど大きくはなさそうで、しかし、容積率というのは延べ床面積(狭くは、自分のために=商売したり居住したりするために使う床の面積)のことしかいいません。
ここで、イオンモールのパースを血まなこになって見てみます。
・イオン、イオンモール「Microsoft Word - 20130919AM幕張新都心全体概要発表(差替1216)-3.doc」(2013年12月16日)
http://www.aeonmall.com/upload/1379576677.pdf
…恐縮ですが、血まなこになった拍子で「文書のプロパティ」を開いたところ、何ともミットモナイ「ファイル名」がPDFのタイトルになっております。こんなファイル名をつけていると、容易に取り違えが起きそうでコワいですが、そこはこう、その、「マンパワー!」で「ダブルチェックを徹底!」するんですね…などと勝手に想像されてしまいました。(恐縮です。)
> 噴水やビーチなどの水遊びや、ミニイベントが出来るステージまで。キッズが元気いっぱいに楽しめる広大な屋上公園「スカイパーク」。
3階のレベルで、新駅とデッキで直結! …などと想像してしまいます。ファミリーモールのパースで、手前(新駅の側)の隣接地に2階建てくらいの(駅ビルっぽい)建物が建ちそうな気配で、『薄い線』で示されています(※)。
※この土地が「駅ビル用地」としてJRに譲渡済みであるとみられることは上述の通りです。しかし、ここに「豊砂駅いちばん鮮」…いえ、「ペリエ豊砂」などと称して(千葉市内なのでペリエだと早合点されました)駅ビルができますと、この、いいかたはむずかしいですが、たいへん『興ざめ』ではないかと感じます…が、そうしたことにはいっさい関知いたしません。
・イオンモール幕張新都心「営業時間のご案内」
http://makuharishintoshin-aeonmall.com/static/detail/serviceguide
イオンモールとしては10時から22時が基本ということです。これに対し、駅は(最長で)早朝4時半から深夜1時半まで営業しますから、それなりに、イオンモールとは独立した需要があるでしょうけれども、さて、駅の側にいかほどの商業施設が設けられるのかは未知数です。
あくまで駅舎、そして24時間開放されることが望まれる『南北』自由通路としては、通り抜けがスムーズであることが最優先です(自転車での通り抜けも望まれます)。これに加えて、電車の増発が必要となれば、降車客をすみやかに改札の外へ誘導すること、逆に、駅で入場制限を行なっても駅の外で安全に滞留できること(「将棋倒し」など起きないこと)が求められます(基準を満たすことが必須となります、の意)。
・イオンモール幕張新都心「バスのご案内」
http://makuharishintoshin-aeonmall.com/static/detail/access-bus
前述の通り、「イオンモールBT(バスターミナル)」が、そのまま新駅のバスターミナルに、そして、駅から「ファミリーモール」棟までの間が(歩行者の)駅前広場といいますか、新駅の乗降客の滞留空間になりそうですね。
「3階のレベルで直結!」は実現しそうでしょうか。
1階は公開の広場だとかなんとか、2階はなくて(!)、『中2階』(人の背丈に満たず窓もない)が機械室(!)、3階のレベルは「スカイウェイ」だと(いって延べ床面積から除外され)、そして、3階の一部と4階(!)が『駅ビル』なんだというような、「イギリスの港南台駅」([3154])もびっくりの…いえいえ、(日本の)港南台駅の「1階」が、ここでは「3階」なんだというような、そういう構造の『駅舎』がドーンと建っても驚かれません。北側が自社の敷地内(ほとんどが京葉車両センター、高層マンションでいえば敷地内の駐車場にあたります)ですから、『斜線』もOKなのではないかといってみます。本当でしょうか。(当該の土地の「高さ制限」が不明ですが、「銚子丸」さんが5階建てですから、そういうソレのはずです。)もっとも、あまり高くなると「北口」が冬季に寒そうです。ほどよいところでバランスがとられることでしょう。
当然ながら、高架の上り線(次項で詳述)の上に橋上駅舎を架けるようなソレが想像され、自由通路も兼ねるとすれば、さいたま新都心駅くらいの大きなのがドーン、となっても驚かれません。いえいえ、そこまで想像しておいて深谷駅や、もっと控えめに蘇我駅くらいであったなら、たいへんがっかりです。過大な期待はしないでおきましょう。
・Google ストリートビュー ユーザーによる投稿 さいたま新都心駅
https://goo.gl/maps/KMGzubry2qp
・Google ストリートビュー 深谷駅
https://goo.gl/maps/qyC3CVv3Uf62
・Google ストリートビュー 蘇我駅
https://goo.gl/maps/YX6J9NELyS72
現実的な「類例」がないかなぁ、と探しましたが探しきれず、仮には「岡山駅」を参照してみます。
・個人のサイト「岡山駅」
http://saitoshika-west.com/blog-entry-1412.html
このくらいの屋内型っぽい自由通路、そして自動改札機の数、そしてハトやムクドリなどが入ってきにくい「軒」がほしいですね、と早合点されました。(あくまで早合点です。)京葉車両センターをすっぽりまたがるような構造となるのは必須で、この点からも、それなりに大きな「人工地盤」が、(期待を込めれば)3階のレベルで構築されてもよさそうだと思えてきそうです。(あくまで期待です。)そして、舞浜駅などではさんざん繰り返される光景でしょうが、「どっちの電車に乗ればいいんですかぁ?」を島式ホームの上でなされるのはたいへん危ないことです(※)。これをコンコース階で済ませておいて、対向式ホームに進んだら、後は電車に乗るだけ、というのが、電車に不慣れなかたの利用が多くなると見込まれる駅では重要になりそうです。(帰る方向の違う人たちがホーム上で別れを惜しんでいつまでも滞留するというのも、あらかじめ建築によってシステマティックに防がれなければなりません。コンコース階で安全にお別れになってください、の意。)
※仮にホームドア(可動式ホーム柵)が完備されてもなお、雑踏の中で立ち止まる人が出るというのは、それ自体が危ないことです([2911])。「立ち止まらずにお進みくださぁい」とエンドレスで『呼びかけ』ればいいというものではなく、設計上、立ち止まらなくていいようにつくられなければなりません。
※鎌倉駅のホームで方向感覚を失うはなし([2855])も参照。同様に、行先の単純化([3019])も期待されます。新駅に、下り「海浜幕張止まり」の電車が来るようではイケマセン。この駅からは、下り電車といえば必ず蘇我行きで、上り電車といえば必ず西船橋行きだというくらい、単純化されたくあります。(遠くまで直通する快速が通過となれば、意図せずともそれなりに実現されましょうが、意図して実現に取り組まれたいなぁ、の意。)
・千葉市「幕張新都心中心地区 地区計画の手引き」
https://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/keikaku/gaiyou/documents/makuharishintoshin_chuushin_tebiki_h27.pdf#page=20
> スカイウェイの例
よくわかる図が載っています。大きな道路があるなら歩道橋をバーンと、そして建物の前で階段を下りて建物には1階から入るべし、という発想は過去のもので、すべからく建物には2階から入りましょう、ということです。
・Google ストリートビュー 「豊砂新駅」予定地(画面奥)
https://goo.gl/maps/WkwsUXDCgf42
https://goo.gl/maps/R6XkWzLLYwD2
https://goo.gl/maps/SMovXcUK4rS2
「従業員駐車場」との小さな立て看板が見つかります。上述の「温泉」の土地ですね。そして、うーん、中途半端に小さなロータリーがありつつ、Googleストリートビューの撮影車は進入しなかったようです。最終的にも、「交差点右折先行止り転回路あり」の「転回路」は、『駅ビル』の搬入口にでもなったりするんでしょうか。あるいは、一般車専用の乗り入れ空間になったり、小さなコミュニティバスが発着したりも、するのかもしれません。
なお、この道路までが千葉市域で、これより北西側は習志野市域です。新駅としては、習志野市にかからないよう(※)千葉市域で完結させるとみられます。それでも、駅勢圏として仮に800mの範囲を見ますと、習志野市内の住宅地も直線距離では新駅のほうが(新習志野駅より)近い地区も出てきます。しかし、東関東自動車道(後述)に阻まれ、徒歩や自転車では行き来できません。
※新駅の「建築」の工事の手続きが千葉市だけで完結するように、の意。2つの市にまたがれば、単純には手続きを通す仕事が2倍に増えます。(あくまで単純です。)
・Google ストリートビュー 千葉市と習志野市の境界
https://goo.gl/maps/wGTPhswbdrs
中央分離帯のようにも見える松の並木がちょうど市の境界で、両側に、それぞれ道路があります。…なんということでしょう!
・同
https://goo.gl/maps/nMnjpe5tGuk
急カーブしなくても、直進して習志野市に…入れてもらえないんですね。つじつまを合わせるかのように、急カーブを2回、曲がらされます。習志野市側から見ても同じです。両市それぞれに計画がなされたときに、地区内のどこにメインの道路を通すかという位置が、169mほどズレている、一種『断層』ともいえましょう。
別の観点からも「3階のレベルでスカイウェイ!」とする「画期的な新説!」を「(自称)補強!」してみましょう。(恐縮です。)
・Google ストリートビュー 湾岸幕張PA
https://goo.gl/maps/s1xFgdiKoXH2
あっ、これはもう「八潮PA」とつくばエクスプレス(TX)のソレで、成田空港にLCCで到着した客を午前3時台にバスで湾岸幕張PAまで運び、新駅から京葉線の初電に乗っていただけばいいんですね! と早合点されてきます。
・国土交通省 関東運輸局「高速バス・鉄道乗り継ぎ運行(首都高・八潮PA)」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_koutu/tabi1/jikken/yasiopa.html
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_koutu/tabi1/jikken/date/siryou1.pdf
いえ、早合点が過ぎました。正確には、都心部の渋滞に巻き込まれず、かつ、郊外での電車の不便さにも左右されず(そこまで言っていない?)、高速バスと電車の「いいとこどり」を、早朝などと限らず終日、実現するものです。
PA(パーキングエリア)から、人だけ出てくる(入れてはくれないはず)経路の整備が必要になりますが、上りだけに限れば、実にうまいぐあいの位置関係になっていることがわかります。3階のレベルで国道357号線を越えて、そのままPA、できればその先の住宅街まで行き来できる歩行者と自転車が通行できるルートが整備されるといいなぁ、と思われつつ、そのためには、関東運輸局、東日本高速道路、それに習志野市が一体的に参加しないと実現されません。
・Google ストリートビュー 八潮PA→TX八潮駅
https://goo.gl/maps/HSHtqmiUxKM2
・YouTube
https://youtu.be/ZoP6LBenrEU?t=13s
うーん、虫に刺されそうですね、わかります! 関東運輸局それに東日本高速道路だけでは、本当にこれだけの、最低限の(そしてPAから出てくるだけの)通路しか実現されないと見込まれます。八潮PA付近では高速道路が高架になっていますから街が分断されてはいないのでこれでよいわけですが、湾岸幕張PAの付近では、盛土の上に高速道路、そしてその両側には国道357号線があって、その外側が防音壁で囲まれているという状況です。
・千葉市「幕張海浜緑地」
http://www.city.chiba.jp/shisetsu/koen/1089.html
・Google ストリートビュー 「幕張海浜緑地」南東側
https://goo.gl/maps/CgD5jccKRHu
国道側に通り抜けられるようになってはいつつも、国道を渡れるわけではないようです。
・個人の日記「湾岸幕張PAに徒歩で行く方法」(2014年5月14日)
http://d.hatena.ne.jp/ir9/comment/20140514/1400417498
> そんなものはない
> 繰り返す。 そんなものはない! ないんだ!
> そんなものはない
> そんなものはない
> そんなものはない
> そんなものはない
> まとめ
> 湾岸幕張PAに徒歩で行く方法とか、そんなものはない
> 選ばれし千葉県民しか食すことが出来ない幻の丼!千葉丼!
うーん、『成田エクスプレスに乗れる千葉県民』も、かなり限られていますよねぇ。『千葉丼』のためにも、ぜひ歩行者の経路が、なるべく道路の両側から、ほしいですね、わかります!!
●新駅の構造を探る(鉄道編)
一般に、新駅の構造は鉄道事業者が総合的に判断して決定するソレだと説明されます。
・Google ストリートビュー 海浜幕張駅西側
https://goo.gl/maps/zyptgCvav162
上り線、下り線とも、複線の高架橋が構築されつつ、浜田川を越える橋桁や、海浜幕張駅につながる部分の「こ道橋」は、下り線は単線になっています。(これは高架橋の話で、線路はいずれも単線=区間としては複線です。)
・YouTube 新習志野→海浜幕張(2014年12月15日)
https://youtu.be/JXD6pRohhVc?t=26m34s
・YouTube 海浜幕張→新習志野(2015年4月27日)
https://youtu.be/5q3Hu9lG_Do?t=42m5s
・YouTube 新習志野 上り電車の通過(2015年11月20日)
https://www.youtube.com/watch?v=36feXZMTaRc
上り線については、海浜幕張駅を通過後、主に県道15号線との交差部において桁下の高さを確保するため(? あるいは「鷺沼貨物駅(計画のみで建設されず)」へ入る線路と立体交差のため?)、少し高くなった後、現在の「イオンモールBT(バスターミナル)」の真ん中あたりの地点まで、下りこう配になっています。千葉市の図の「新駅予定」の『意味深な四角形』も、概ね、下りこう配の終わった地点から西の範囲で描かれています。この図をうのみにする限り(千葉県企業庁や千葉市、それにイオンモールが、イオンモールの施設計画のために考えているはずの仮の新駅計画としては、の意)、上り線の線路はいっさいいじらずに済ませることを考えていそうだと考えられます。
下り線については、どうにもこうにも地平に降りつつ、映像の28:26の地点から上りこう配になっています。
・Google ストリートビュー 「映像の28:26の地点」付近
https://goo.gl/maps/vvwFcq3t8PS2
太陽光発電の発電量を、電気を使ってあかあかと表示する(!)表示板が見えます。このあたりが、下り線として水平な区間の端っこだとわかりました。そして、閉そく信号機そのまま(ネットワーク信号制御システム、遠くはATACSもという2018年以降において、現状の信号機の配置がどれだけ支配的な制約であり続けるのかはわかりませんが)としましても、やはり、この付近で見える上り線の閉そく信号機が新駅の場内信号機(に相当する閉そく信号機)に、下り線の信号機が出発信号機(に相当する閉そく信号機)になるのかなぁ、と、あくまで現時点での(ATACSによる「移動閉そく」など考えない)見かたでは、見えてくるように思われます。
この上り線の信号機を越えた地点から、西側の小さな「転回場」の西端までで、ゆうに370mの長さが確保されます。15両対応ホームも(あるいは突飛には8両編成が2編成、『縦列停車!』できるホームも)ドンとこいという、一種「もってこい」な区間であることがわかります。
とはいえ、上り線の映像の43:53の地点まで次の信号機がなく、新駅の設置に際しては、上り線の出発信号機に相当する閉そく信号機や、運行の計画によってはホームの中間にも第2場内信号機など、必要だと判断されるかもしれないと思えてきます。(あくまで勝手な検討です。)
・Google ストリートビュー 「上り線の映像の43:53の地点」付近(2015年5月)
https://goo.gl/maps/Fmg7iK41zBo
2015年5月のストリートビューの画像では、なんと、この信号機に足場が設けられています。「ネットワーク信号制御システム」に関連して、何がどのくらい、どのくらい先のことまで考えて「手戻りなく」工事されるのか、興味は尽きないところであります。
・(参考)YouTube 村上駅(2008年6月9日)
https://www.youtube.com/watch?v=dGDiqOh-qLQ
※なんと、JR東日本管内でもあるんですね。もっとも、進行方向が異なる列車が向い合せに、という『縦列』は一刻も早く解消されたいところで、他方、ホームが延々と長いのをいいことに(?)、先行列車の発車が遅れても後続の列車が後ろで客扱いできるという意味での『縦列』は、特に今後、列車が短編成化されるような時代を迎えれば、それなりに「活用」されていくのかもしれません。
鉄道事業者が所有している(とみられる)土地、という観点から、さらに見てみましょう。
京葉車両センターに隣接している土地は、現在「中古車センター」の「オークション展示場」となっており、しかし、土地の形状からして、いかにも「ミハマニューポートリゾート」([3150])と同様の定期借地っぽい気配が漂います(※)。大家さんとしては、借地契約を更新せず、更地に戻していただいて、車庫の増設をば、などということも可能なのかもしれません。(あくまで推測です。)
※千葉市の「拡大地区」の図を拡大して見ますと、「中古車センター」を含めてぜんぶ「JR東日本京葉車両センター」と書かれていますので、そういうことだという気配がうかがわれるわけです。本当でしょうか。
・いすゞユーマックス「沿革」
http://www.umax.co.jp/company/history.html
> 2003年3月 柏閉鎖、東京幕張集約。
> 8月 幕張会場POS・映像化、ヤード拡大
> 2005年9月 川崎ベイ閉鎖、神奈川へ集約。
> 10月 幕張オークション会場リニューアル
※ほかに、Googleの航空写真がイオンモール着手前の古いものであったことからわかったことですが、南側の「駅ビル用地」が、この時期までは「いすゞユーマックス」さんに貸されていたことがわかります。なるほど、「いすゞユーマックス」さんと「JR」さんの間で借地契約があったであろうことは確実で、ならば北側の土地もことごとく借地なんだろうと早合点されるわけです。
とのことで、うーん、2004年の京葉線でのPRC改修([2053])に際して、この先15〜20年くらいは京葉車両センターでの増設などは行なわないことが確定したとすれば、その期間を契約期間とする定期借地をば…などと、一種「生々しく」想像されてきます。(生々しくても想像です。)
2020年春のダイヤ改正までに新駅を(オリンピック云々ということは、事実上、そういう主張をされているということになります=遅れても夏までに完成する、の意)、といわれていますが、その場合、北口は暫定的なものになるのではないかと心配されます。すなわち、▼「いすゞユーマックス」さんに本格的に撤退していただき、▼「ステーキのどん幕張店」さん、それに「千葉測器幕張(営)」さんの土地を買戻し(あくまで推定です。間違っていたら本当に申し訳ございません、とあらかじめ謝ります)にも更地に戻していただくという、え゛ー、それを2018年までにというと、もう2年しかありません。もう少しゆっくり『千葉丼』…いえ、ステーキを食べていたいですよねぇ、と思われることでしょう。
駅舎そのものは、イオンモールの「従業員駐車場」が、そのまま工事のヤードとして借用されるなど、千葉県企業庁の粋な取り計らい…いえ、目配り次第で、いろいろ融通し合って、それなりに短期間でパパッと完成しそうな気配が漂います。(あくまで気配です。)
最も素朴には、下り線ホームが1階(地平)、そして多客時には1階のホームから南側へ直接、出ていただくという流動を予定するのであれば、上り線の高架下がホームになるのではないかと想像されます。(あくまで素朴です。)高架の上り線は、下り線の線路上に張り出す形で北側にホームが設けられ、これを2階とし、降車客としては3階に上がってから、自由通路に面した「中央改札」だろうと素朴には想像されます。(あくまで素朴です。)
もっとも、近年JRの新駅や橋上化された駅で、改札口を複数設ける例はほとんどなく、「中央ラインモール」での「nonowa口」<ののわぐち>のような、無人の改札口でなければ、「2か所目」の改札は設けられにくいだろうと推察されます。
・中央ラインモール「武蔵境駅西側改札「nonowa口」の新設等について」(2013年4月9日)
http://www.nonowa.co.jp/news/detail.php?id=36
> (3)その他
> 2013年4月1日より武蔵境駅の運営も株式会社JR中央ラインモールで行っており、「nonowa武蔵境」と一体となった運営を行います。
これも重要な点ですね。運転取り扱いのない駅は、千葉でもペリエが運営するようになってもよさそうです。ただ、現状では、そういう意味合いでのソレは千葉ではなく、京葉線では検見川浜駅が「JR東日本ステーションサービス」への業務委託になっているということです。
※ウィキペディアの記述では、千葉市内ではほかに、千葉駅西口、東千葉駅、浜野駅、土気駅、ほかの地域の新駅では、西大宮駅、越谷レイクタウン駅が同社への委託となっているということです。新駅で運転取り扱いがないとなれば、ほぼ自動的に業務委託駅になりそうに思えます。他方、既存の駅では「ペリエ」の駅ビルがありつつ運転取り扱いのない駅がどうなっていくのか、気になります!
そして、下り線を上り線と同じ高さに「高架化」することはできないのかといえば、十分なアプローチ(約350m)があり、できそうであることがわかります。この場合、実につまらない、フツーの島式ホーム1面2線の高架駅ができると想像されますが、しかし、南北自由通路はどうなるんですかと問われます。ホームも『大巾』に広くはできず(下り線の水平の線形が変えられない場合)、利用者としても、やたら何度も上り下りしないといけないのもたいへんなことで、ならば線路は現状のまま、駅舎のほうが「高度に立体化」すればいいのではないかと、京急蒲田駅や北千住駅、それにエスカレーターが長い大崎駅などを思い浮かべながら思います…ちょっとだけ。
・Google ストリートビュー 京急蒲田駅
https://goo.gl/maps/mt54E18hqfw
・Google ストリートビュー 北千住駅
https://goo.gl/maps/ebYxZcAwiZM2
・Google ストリートビュー 大崎駅
https://goo.gl/maps/GbVBmqznfGK2
●新駅の構造を探る(バス編)
西側の小さな「転回場」、それに「北口」がどうなるのかという点では、バスも気になってきます。
・Google ストリートビュー 「免許センター入口」交差点ほか
https://goo.gl/maps/rnkxdnbpPbx
https://goo.gl/maps/udUBVfPaSqp
https://goo.gl/maps/nd8M7nvdTkM2
新駅から免許センター(千葉運転免許センター)へ、なるべくまっすぐ(直線で約592m)歩ける経路の整備が期待されましょう。
そして、免許センターの前まで来れば、ここは既に、幕張本郷駅と海浜幕張駅を結ぶ連接バスの経路の途中ですので、そのまま「免許センター・豊砂駅入口」などと「改称」するだけで、たいへん便利なソレに「化ける」と期待されます。他方、いくら北口にもロータリーができたとしても、連接バスがきゅうくつに曲がりながらぐるっと、海浜幕張駅を目前にしたこの地点で、わざわざ新駅に「接着!」するとは考えにくく思われます。南側の「イオンモールBT(バスターミナル)」ともども「すみ分け」がなされそうですね。
・京成バス「路線バス時刻表 幕張本郷駅」
http://www.keiseibus.co.jp/jikoku/bs_tt.php?key=04144_01a
> 無印:[幕01]QVCマリンフィールド 行
> メ:[幕01]幕張メッセ中央 行
> ●:[幕01]海浜幕張駅 行
> 急:[幕01]急行 海浜幕張駅 行
> ☆:[幕03]ハイテク経由 海浜幕張駅 行
> ☆急:[幕03]急行 ハイテク経由 テクノガーデン行
> 医:[幕01]医療センター 行(日・祝は運休)
> 若:[幕04]ハイテク経由 若葉三丁目行
> □:連節バスにて運行予定
・同
http://www.keiseibus.co.jp/jikoku/bs_tt.php?key=04144_11a
> このバスはイオンモール幕張新都心方向行きです。
> 北印:グランドモール北 行き
> BT:幕張西二丁目 経由 バスターミナル 行き
> コ印:コロンブスシティ 経由 バスターミナル 行き
> 神印:神田外語大学 経由 バスターミナル 行き
・Google ストリートビュー 「幕張西6丁目歩道橋」
https://goo.gl/maps/qvi6zTnE2Rm
・ウィキペディア「浜田川」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E7%94%B0%E5%B7%9D_%28%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C%29
・Google ストリートビュー 「幕張西六丁目」バス停
https://goo.gl/maps/yJF5nMSZZtr
2014年10月に完成したと、銘板に書かれているのが見えます。山側から「浜田川横水路」をわたり、バス停があるという状況です。湾岸道路をまたいで「幕張海浜緑地」につながる歩道橋などが整備されない限りは、このバス停を通って新駅へ向かう系統の新設が期待されそうですね。(どうにもこうにも、直線で800mであっても「徒歩10分」が達成できないなら、遠まわりでも速いバスで「3〜5分!」にしてしまへ〜、の意。)
そして、本件最終の余談です。京成バスのホームページ内で目に留まるのが「キャンバスライフ」です。これ、バスのパス(定期券)ではありますが「キャンパス」ではないんですねぇ。(濁点と半濁点の違いが見えるよう、大きな文字でご覧ください!)
・個人のプログ(2015年)
http://blog.goo.ne.jp/hgn_jp/e/8a2f61e2f5766525f50f61db580df993
> 新しいタイプの通学定期。その名も、CAN・BUS・LIFE^^ 来年の3月末日まで最大一年間、京成バスの全路線が乗り降り自由になるのだとか。
> 今回、もう一つピクンときたのは、そのネーミング。当然、campus lifeに掛けているのでしょうが、なかなかセンスいいと思いました^^
> 以前、バス車内で、BMK推進運動というのを見掛けたのですが、それがベスト・マナー・向上のことと知って、ちょっとばかりのけぞりました(^ ^;
『千葉県のほう』は未だにソレで、しかも『最終SSK!』(※)だということですから、いっせいにのけぞりましょうか。はいドーン!
・千葉県「Microsoft Word - _最終_SSK協定書(26.9.24)」
http://www.pref.chiba.lg.jp/koufuku/shien/shougyoushatou/documents/nihonyubinkyouteisho.pdf
※…こうなったら最終手段だっ! 『SSK』だ、『SSK』を出せっ! なにィ? 出せないだとォ!? ***それでも***のつもりかっ!? なにィ? 「軽微な改造のあと試運転」中だとォ!? いいから出せっ! 『SSK』を出すんだっ!! なにィ? 「担当者がいない」だとォ!? ***、***をなんだと思ってるんだっ!! …というソレですね、わかります!! 命名法は多くの「事」を物語る、まさに『事物語』と呼べましょう。(あくまでフィクションです。)
・朝日新聞「高速バス運転手「一斉にリクライニング倒しましょう」」(2016年1月2日)
http://www.asahi.com/articles/ASHDK0C21HDJUEHF01R.html
・ツイッター(2015年11月23日PST)
https://twitter.com/tmcwk/status/668806583577522177?lang=ja
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