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2001/10/2(火)

【東海道線・東海道貨物線】 線区別ホストが稼動

 東海道線・東海道貨物線の線区別ホストが稼動、出発時機表示器が使用開始になった模様だ。

 交通新聞などによると、9月29日に東海道線・東海道貨物線のATOSが使用開始になる予定だという。これは、東海道線・東海道貨物線用の線区別ホストの稼動を指すものと思われる。9月29日には目立った動きはなかったが、使用開始が遅れるような事態もなかったことから、予定通り9月29日に線区別ホストが稼動した模様だ。

 線区別ホストが稼動すると、実施ダイヤの把握とダイヤ回復機能(指令卓でのダイヤ変更、出発時機表示器)の使用が可能になる。旅客案内装置がATOSと連動している駅では、電光掲示板に他線区の運行状況を知らせるメッセージが流れたり、ダイヤが乱れても表示が消えないようになる。

 新しい線区別ホストの稼動には、既に稼動している他のホストを止めないことが求められる。1998年、山手線のホスト稼動の際、中央線のホストが停止、ダイヤ情報が消失するという重大なトラブルがあった。その後、総武線・横須賀線、今回の東海道線・東海道貨物線ではスムーズにホストが稼動したことで、ATOSや関連の技術が以前より安定してきたことがわかる。

 なお、東海道線・東海道貨物線の各駅では、旅客案内装置がATOSと連動していない駅が多く残っている。また、非連動駅(中間駅)での信号機動作変更も完了していない模様で、今後も順次作業が行なわれていくものと見られる。





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