2007/5/10(木) 更新 |
→ このサイトについて ATOS, The Futureをご覧いただき、ありがとうございます。このサイトをより有意義にご活用いただくために、また、不必要な誤解をいただかないために、いくつかの事項をご説明します。 このサイトの基本的なスタンスこのサイトの各ページは、「日常的にJR東日本を利用している一個人」である私=ウェブマスター「tht」(ハンドルネーム)が「JR東日本のATOS導入を見守る」というスタンスで記述しています。 ATOSの導入が進むことには、メリットもあればデメリットもあるはずです。完全な中立・客観視は不可能ですが、異なる意見を持つ多くの方に気持ちよくご覧いただけるよう、なるべく中立的な表現を心がけています。(私個人の意見はFORUM×ATOSおよびブログで表明しています。) なお、私はATOSに対して、技術的、社会的な面から関心を持っていますが、ページのテーマや執筆時期によっては、一面的な記述になっている部分もあります。 このサイトが想定する読者層ATOSというシステムそのものを読み解く中では、情報技術の発達と普及を実感することができるでしょう。またATOSは単なる情報システムではなく、鉄道の制御システムです。鉄道関連の技術と情報分野の融合といった、より大きなテーマにも直面します。 また、ATOSの導入により自動旅客案内が高度化しています。多くの駅で文字と音声によるリアルタイムの案内が実現したことは、バリアフリーという視点からも注目されるものです。 メインの鉄道運行においては、これまで何十年も大前提とされてきた「定刻発車」の概念を覆す要素があります。社会全体のリズムが変わる可能性すら秘めており、鉄道と産業、鉄道と都市の関係などを考察する上では見逃せません。 いずれも、じっくりと腰を据えて眺めてみたいテーマばかりです。まだ言及できていない部分が多々ありますが、少しずつ取り組んでいきたいと思っています。 このようなテーマを扱うため、このサイトでは主に「情報技術分野に関心をお持ちの方で高校生以上の方」を対象にしています。そうでない方には少し「とっつきにくい」と思われるかも知れませんが、雰囲気だけでも感じ取ってもらえれば嬉しいです。 「水先案内人」としてATOSのような「新しいもの」については、立場や経験によって捉え方が異なっていても不思議ではありません。たとえ自社のシステムであっても、自分の職場にある端末の使い方を教わっただけでは、システムの全体像やコンセプトを理解することは容易ではありません。 理解したところで自分の業務に役立つわけでもないため、とかく「新しいものは『やっかいもの』」という印象ばかりが先行することになります。そのような時にシステムがトラブルを起こしたら…新しいシステムは「使い物にならない」と誤解され、無用な反発を生んだり、開発者がせっかく考えた便利な機能が活用されなかったり…という事態に陥っていくのです。 私自身は、鉄道業界とはまったく縁がありません。現場に身を置かれる方々が体感しているものと、私のような部外者が資料越しにイメージするものとの間には、相当の乖離があるはずです。ただ、その距離感ゆえに時として関係者が気づかないものに気づくということがあるかも知れません。 「新しいもの」ほど「不完全」です。より洗練されたものへと進化していく間には、常に多面的な検証が必要になってきます。これは、開発企業やユーザー企業だけで完結するものではないはずです。いろいろな立場にいる人の、それぞれの視点から、それぞれの言葉で語られることの中にこそ、本当に解決しなければならない課題が隠れているのではないでしょうか。 そのような「多様な視点」を確保するためには、関係者のみならず、より多くの一般の人が関心を持つことが重要でしょう。ATOSを始めとする鉄道関連の最新技術が一般に広く認知され、今より多くの人たちが鉄道のことを深く考えるようになる…そのための「水先案内人」的な役割をこのサイトが果たせれば、開設した者としてこの上ありません。 このサイトをご覧いただく際のご注意
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