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2001/11/9(金)

【東海道線・東海道貨物線】 旅客案内装置が全駅で稼動

 東海道線・東海道貨物線の東京−湯河原間全駅で旅客案内装置が稼動、電光掲示板と放送が使用開始になった。線区別ホストの稼動から旅客案内装置の完全稼動までは、約1ヶ月かかった。

 茅ヶ崎では、電子連動装置で駅全体を一括制御する必要から、相模線ホームでも旅客案内がATOS連動になった。

新世代のATOS連動放送

 東海道線では従来、通称「東海道型放送」と呼ばれる自動放送が使用されていた。このタイプの放送は、発音や文章の自然さと案内の詳しさで定評がある。また、全国的にも普及しており、一部私鉄や第三セクターでの採用例もある。

 総武線(快速)・横須賀線までの線区で導入されたATOS連動放送は、この「東海道型放送」より、発音・自然さ・詳しさのいずれも劣っていた。このため、「東海道型放送」が大半の駅で使われている東海道線にATOS連動放送が導入されれば、実質的なサービスダウンになりかねない、との懸念が出ていた。

 実際には、ATOS連動放送が「東海道型放送」並みの詳しさになったため、サービスダウンにはならなかった。東海道線へのATOS導入を控えた2001年前半、大船の横須賀線ホームで次々と新しい音声が登場した。この新しい音声によって、ATOS連動放送が従来と比べてかなり詳しくなり、詳しさの点では「東海道型放送」と並ぶほどになった。

 しかし、全駅でATOS連動放送の詳しい案内機能が活用されているとはいえない。藤沢では、従来の「東海道型放送」では存在していた乗り換え案内の放送が、ATOS連動後はなくなっている。





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