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2004/12/20(月)

【宇都宮線・高崎線】 線区別ホストが稼動

 インターネット上での目撃情報などを総合すると、19日から宇都宮線(東北線)・高崎線の線区別ホストが稼動、出発時機表示器が使用開始になった模様。ただし、宇都宮線については上野−古河間のみで、野木−那須塩原間での使用開始は来年度にずれ込むことが必至な状勢だ。小山駅の電子連動化に時間がかかっているためと見られる。

 線区別ホストが稼動すると、実施ダイヤの把握とダイヤ回復支援機能(指令卓でのダイヤ変更入力、各駅の出発時機表示器)の使用が可能になる。旅客案内装置がATOSと連動している駅では、電光掲示板に他線区の運行状況を知らせるメッセージが流れたり、ダイヤが乱れても表示が消えないようになる。

 なお、同線では大半の駅で旅客案内装置が未稼働もしくはATOSと連動していない。年明け後、順次使用開始が進められるものと見られる。ただし、上野駅については規模が大きいことから、他の駅とは別のスケジュールで連動装置や旅客案内装置のATOS化が図られるのではないかと思われる。

 今回のATOS拡大で、東京圏の指令業務の大部分が田端へ集約されたことになる。特に、宇都宮線(東北線)・高崎線と湘南新宿ライン、東海道線、横須賀線が一元的に管理されることの意義は大きい。輸送障害発生時の迅速かつ柔軟な対応が期待できそうだ。





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