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2005/3/13(日)

【JR東日本】 新たな中期経営構想を発表

 JR東日本は1月24日、中期経営構想「ニューフロンティア2008」を発表した。

 この中で、安定輸送に関する具体的な取り組みとして「輸送に関する安定性向上委員会」の設置が挙げられている。同委員会には「車両」「地上設備」「情報」「運行管理」をテーマとする分科会を設け、輸送障害の防止と、障害発生時の運転再開の迅速化、旅客への情報提供の改善に努めるとしている。

 宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線の直通運転化を目的に東京−上野間を結ぶ「東北縦貫線」については、2009年度の実現を目指すとしている。また、東武鉄道や相模鉄道など、他社との相互直通運転を拡大するとしている。

 研究開発では、光ケーブルを使用して配線を簡素化する「ネットワーク信号制御システム」、ATCを無線化する「ATACS」の開発を進めるとしている。これにより、鉄道への汎用技術(IT)の活用と制御の自律分散化が今後いっそう進むものと見られる。

 なお、2005年度は2001年に発表された中期経営構想「ニューフロンティア21」の最終年度であるが、「数値目標を概ね達成する見通しが立ったことから、その最終年度を待つことなく」新たな構想を策定したとしている。





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