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2005/5/2(月)
【横須賀線】 武蔵小杉に新駅設置へ川崎市とJR東日本は4月4日、横須賀線と南武線が交差する武蔵小杉地区に新駅を設置することで基本合意したと発表した。 新駅は西大井から約6キロの地点に設けられ、南武線武蔵小杉駅とは連絡通路で結ばれる。2009年度中の開業を目指すという。 発表では言及がないが、一部報道によると新設されるホームは1面2線。東海道新幹線と平行する上り線はそのまま、下り線を移設してホーム用地を生み出す。負担軽減を望む川崎市の意向もあるという。 増発重ね限界近い区間/速達・利便の両立が課題横須賀線西大井−新川崎間には湘南新宿ラインが乗り入れ、一部は快速運転も行なっている。さらに特急〔成田エクスプレス〕や〔スーパービュー踊り子〕が走る一方、速度の遅い貨物列車も残り、ダイヤ編成上の制約は少なくない。また、東北縦貫線を経由する大宮以北との直通運転や、東海道貨物線を経由する相模鉄道との直通運転も予定されている。 私鉄とも競合する区間だが、余裕が少ない中での停車駅増加となり、所要時間の増大や優等列車の速度低下は免れない。時間短縮のため西大井や新川崎を通過する電車が増え、駅によっては利便性が低下することもありうる。将来的には、追い越しを可能にする待避線の設置も必要になるものと思われる。
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