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2005/10/4(火)

【出発時機表示器】 10年で交換?/「老朽化しないシステム」を体現

 中央線や山手線などで出発時機表示器の交換が相次いでいる。自律分散アーキテクチャが持つ「段階的な構築が可能」という利点が、システムの「鮮度維持」にも活きている格好だ。

 中央線での出発時機表示器の設置は1995年3月に始まった。外装が樹脂製ということからも長期の使用は計画されていないことが想像できたが、ここにきて具体的な「約10年」というライフサイクルが見えてきた。

 駅装置でも、日常的に各地の駅で部品の交換やソフトウェアの更新が行なわれている。ATOSという「外枠」はそのまま、「中身」にあたる実動機器は少しずつ新しくなっていく。システム全体では老朽化することがない。

 これまでのCTCやPRCでは常に「システム一式」での導入となるため、置き換えの時期にはまとまった投資が必要になっていた。自律分散システムでは、設備投資を時間的に分散させることができる。少子高齢化が進み減収が懸念される中では必須の取り組みともいえる。





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