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2007/2/3(土) − 2008/8/16(土) 掲載
【ネットワーク信号制御システム】 市川大野で使用開始2月3日、武蔵野線の市川大野駅で「ネットワーク信号制御システム」の使用が開始された。 このシステムは信号の制御に光ケーブルおよびIP(Internet Protocol)を利用するもので、鉄道信号の制御にIPを用いるシステムは世界初。2004年度より開発が始まり、2005年度からは常磐線の土浦駅でモニターラン試験が行われていた。今後は、量産化および駅中間の信号に適用するシステムの開発が進められる。 従来の信号制御システムでは制御にメタルケーブルを用いていたため、工事に際して膨大な配線作業が必要になるほか、風雨や落雷にも弱いという欠点があった。光ケーブル化およびIPによる通信の採用により、ケーブルが大幅に削減でき、作業ミスの恐れが低減される。また、通信の遅延を監視する機能が個々の機器に組み込まれており、信頼性が確保されている。
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