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2007/8/26(日)2008/8/16(土) 掲載

【デジタル列車無線】 山手線で使用開始

 従来のアナログ式の列車無線に代わる「在来線デジタル列車無線システム」が8月26日、山手線で先行導入された。2009年度末までに首都圏の主要線区へ段階的に導入される。

 デジタル化によってデータ通信が可能になり、これまでNTTのDoPa網を利用して運用されていた「通告伝達システム」などが自前の回線で運用できるようになる。なお、音声系については上記のスケジュールであるが、データ系については機能の検証が行われた後、2008年度からの使用開始が予定されている。

 データ通信を活用するアプリケーションとして、「通告伝達システム」「運行情報システム」「車掌用ATOS情報システム」「車両故障情報伝送システム」がある。これらのアプリケーションについては、車両側や電車区等での対応に時間がかかるものと見られ、導入完了は2010年度以降とされている。


リンク

・公式発表
 → JR東日本「「在来線デジタル列車無線システム」の導入について」

・参考資料
 → 三菱電機技報「デジタル列車無線システム─東日本旅客鉄道(株)首都圏在来線への導入─」
 → 東京電気システム開発工事事務所「山手線デジタル列車無線使用開始」
 → JR East Technical Review「運用トータル管理システムの開発」
 → NTTドコモ「DoPaサービスの新規申し込み受付終了」





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