フォーラム - neorail.jp R16
発行:2016/11/4
更新:2018/1/12

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【高崎線】このセカイに新たなトリビアがまた1つ(略)


自動閉そくとは何か
システムしすてむぅ
「武蔵野線・川越線・八高線」

(約13000字)

 「高崎線(上野−大宮−神保原間)にATOS導入」といって「思考停止」していたじぶんを恥じます。大いに恥じます。

・NHK「信号障害高崎線等運転見合わせ」(8時26分)
 http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161104/4118223.html

 > JRによりますと4日朝、信号システムの障害が発生し埼玉県内の上尾駅と神保原駅の間を走る列車の情報が運行指令室で表示されなくなったということです。

・Google ストリートビュー 埼玉県上尾市
 https://goo.gl/maps/e6f4XF653X42
 https://goo.gl/maps/QCk3sa5ZdyD2
 https://goo.gl/maps/SAm1NHRrrmH2

 中線の場内信号は必ず注意現示での進入(中線の出発信号は停止現示)なんですね。青の灯具が省略された信号機が見られます。こういう実装(信号条件で速度制限も兼ねてしまおう的な)、かなり古いもの(=設備は新しくても図面が古い⇒古い図面の指示通りに最新の設備が維持されている、の意)なのかなぁ、と想像してみます。

 そして、(CTC上)宮原駅は大宮駅の続きのようなもので、上尾駅の場内からが「高崎線のATOS(線区別中央装置)」の配下であるらしいということが、いみじくもNHKの報道で浮かび上がってきたのです。(NHKが詳しすぎるんだとも正確すぎるんだともなんとも。しかし、NHKに対して状況を詳しく正確に説明したのは「JR」であるということです。)


 (24:00ごろ追記)

・読売新聞「JR高崎線10時間運転見合わせ…ケーブル損傷」(22時29分)
 http://www.yomiuri.co.jp/national/20161104-OYT1T50070.html

 > JR東日本高崎支社によると、同線の北上尾―神保原駅間の運行情報が東京都内の指令室に表示されなくなったため、

 > 同支社によると、(略)、午前10時25分頃、運行情報のデータを輸送管理システムに入力した。

 東京側から北上尾以北(北上尾を含む)の駅装置が見えず、高崎側から北上尾以南(北上尾を含む)の駅装置が見えなくなりましたと読めます。運行管理上、上尾が何らかの境界であるということはないようでした。たいへん失礼しました。

 そして、10時25分ごろに「入力した」のは「高崎支社」であると読めます。本当でしょうか。

 (5日12:00ごろ追記)

 秋葉原で、秋葉原だけが北上尾っぽいソレに、といって線区全体は平常通りという例([2931],[2936])も参照。そのような構成であれば、日中にメンテナンスできようというものです。わあぃ17時に帰れるぞう。23時に集合して24時から準備して、24時30分ごろからおもむろにごそごそと…しないといけない現場を局所化して、およそほとんどの仕事は日中に行なおうということです。

 (5日21:00ごろ追記)

・東京新聞「高崎線10時間不通 ケーブル損傷、ネズミかじる?」(5日朝刊)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201611/CK2016110502000139.html