→ 新橋駅・横須賀線電光掲示板の乗り場案内
新橋駅では、旧型電光掲示板で独特の表示が見られました。この電光掲示板がATOS連動の前後でどのように変化したのか、写真でご紹介します。
ステンドグラス前と地下改札口は既設
新橋駅では、地下の横須賀線ホームには電光掲示板が設置されていなかったものの、地下改札口および地上コンコースから地下に下りる階段(ステンドグラスのある階段)の前には、旧型の電光掲示板が以前から設置されていた。 |
|
(新橋駅、2000/9 撮影) |
ATOS連動前に見られた独特の表示形式
これらの電光掲示板では、編成両数や乗り場の案内が独特の表示形式だった。何と、括弧つきで表示されているのである。しかも、乗り場の「地下」は、ローマ字でもしっかり「Under」と表示されている。「番線」をシャープ記号で表すという方法も特徴的である。
この電光掲示板がATOS連動になると、一体どんな表示になるのだろうか。 |
|
|
ATOS連動後も乗り場表示は独特
ATOS連動後に再び電光掲示板の表示を確かめてみると、ごく普通のATOS連動表示になっていた。
表示項目の並び方は連動前と同じであるが、微妙に表示位置がずれている。そのため、電光掲示板本体に表記されている凡例がテープで隠されている。また、総武線・横須賀線ともに種別の表示がライナーだけに限られたようで、総武線の案内では「快速」という表示が出ないようになっている。 |
|
|
注目の乗り場の案内では、他の駅で見られない「B#」という表示がある。ATOS連動前と比べると、「Under」が「B」に変わり、シャープ記号の位置が数字の前になった。
日本語の「地下」を直訳すれば「underground」であるが、日本語の「地下」に「地下銀行」という用例があるように、英語の「underground」にも「隠れた・秘密の」といった意味がある。いわゆる「地下フロア」を表すには、「B」=「basement」を使うのが一般的である。また、シャープ記号は「番号」を表すが、通常は「No.1」などの「No.」の代わりとして数字の前に置く。
「地下B#2」という表示は、日英折衷型の表示でありながら、英語圏の人々も比較的違和感なく受け取れるような表示ではないだろうか。ATOS連動で表示が見やすくなっただけでなく、内容面でも進歩があったと言える。
ちなみに、横須賀線では新橋の隣にあたる東京駅では、単に「地下○」と表示され、ローマ字表示でも「地下○」のままである。 |
|
(東京駅、2000/11 撮影) |
|