2001/4/17(火) 公開

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→ 戸塚駅・東戸塚駅コンコースの電光掲示板

 東海道線・横須賀線の戸塚・東戸塚両駅では、横須賀線のATOS導入にあわせて、コンコース・改札口に電光掲示板が設置されました。各駅でどのような設置方法がとられているのか、写真でご紹介します。

概要

 戸塚駅では従来から、橋上・地下の両改札口で特注品と見られる大型の電光掲示板が使用されていた。東戸塚では、電光掲示板は設置されていなかった。

 横須賀線のATOS導入にあわせ、戸塚では2000年7月に電光掲示板が交換され、ATOS連動で使用開始になった。東戸塚では、大船で不要になった電光掲示板をリニューアルしたと見られる旧型電光掲示板が2000年10月に設置され、ATOS連動で使用開始になった。

設置形態:戸塚

 戸塚では、橋上駅舎に一つ、横浜市営地下鉄と連絡する地下に一つ、計2つの改札口がある。いずれの改札口でも、上の写真のような大型の電光掲示板が以前から使用されていた。

 2000年7月、今までの電光掲示板の裏に新しい電光掲示板が設置され、まもなく従来の電光掲示板は撤去された。そして、他の駅より早く、ATOS連動の旅客案内が始まった。

 電光掲示板は、左右に2行ずつ、下段に1行のスクロール専用領域があるもので、列車の案内は1行目に東海道線、2行目に横須賀線の表示が出るようになっている。これは、戸塚駅の構造にも由来している。



工事中は新旧の電光掲示板が並んでいた
(戸塚駅、2000/7 撮影)

 戸塚では、2面4線のホームで内側が東海道線、外側が横須賀線になっている。東海道線と横須賀線は、互いに同一方面は同一ホームで乗り換えられるようになっている。

 これは、戸塚から乗車する場合にも便利なことである。大船や横浜など比較的近距離を乗車する場合、まず行きたい方面のホームに行き、東海道線か横須賀線のどちらか早く来たほうの列車に乗ればよいわけである。



旧型と比べ、新型は一回り小さい
(戸塚駅、2001/2 撮影)

 従って、利用客が列車の時刻を確かめるときには、東海道線と横須賀線の両方を並べて見たいということになる。電光掲示板の形態は、こうした利用客の実情を反映しているといえる。

13:21 熱 海 11両 3/
13:28 逗 子 15両 4

(戸塚駅、2001/2 撮影)

設置形態:東戸塚

 東戸塚のコンコースでは、横須賀線のATOS導入と同時の2000年10月に電光掲示板が設置され、使用開始になった。

 方面ごとに2行タイプが1基ずつ、計2基が設置されている。いずれも両面表示で、改札口を通りながら見ることができるのはもちろん、コンコースで憩いながら見ることもできる。

 東戸塚では、風の強い日はホームに降りずコンコースで電車を待つ人も多い。その際、コンコースのどこにいても電光掲示板が見える。電車の時刻を簡単に確認できるのは、とても便利なことである。





(東戸塚駅、2001/2 撮影)

 ところで、東戸塚のコンコースに設置された電光掲示板は新型ではない。銘板を見ると、製造年が1993年になっている。詳細は不明だが、どうやら大船に設置されていたものが転用されているようである。

 大船では、写真のような電光掲示板がホームの中央に1基ずつ設置されていた。しかし、横須賀線のATOS導入に際し、各番線に1基ずつ新型の電光掲示板が新設された。そのため、旧型の電光掲示板は撤去されていた。

13:01   逗 子   15両  2 /
13:11   逗 子   11両  2 

(東戸塚駅、2001/2 撮影)

  回  送           6/
 まもなく6番線に電車がまいります 

(大船駅、2000/5 撮影)

 電光掲示板の転用に際しては、方面表記の書き換えとLEDマトリックスの交換が行われている模様だ。そのため、旧型ではあるが古さを感じさせないようになっている。




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