過去にATOSが導入された線区の現状を動画でご紹介します。
ATOSが最初に導入された線区、中央線。導入区間の西端に位置する甲府駅に注目し、同駅で見られる旅客案内上の特徴などを紹介する。(60秒)
(甲府駅、2004/8 撮影)
橋上駅舎にある改札口では、改札の真上に近い場所に電光掲示板が設置されている。
両面が表示面になっており、改札の内外から見ることができる。また、自動改札が導入されていないため支障物がなく、改札の外からも見やすい。
表示はホーム別になっており、必ずしも便利とは言えない。普通列車については方面別にしたり、特急だけを案内する電光掲示板があったりしてもよいところである。
1〜3番線(中央線ホーム)では、階段を降りてすぐの箇所すべてに電光掲示板が設置されている。いずれも2行で両面に表示面のあるタイプで、見づらい箇所は少ない。表示内容も標準的なものになっている。
甲府駅で折り返す普通列車も多いが、ホームの電光掲示板で「始発」の表示は見られない。同一の電光掲示板に「立川」や「高尾」から「韮崎」や「小淵沢」までの表示が並ぶため、中央線の主要な駅名を把握していないと上りなのか下りなのかもおぼつかない。
身延線ホームの入り口(1番線ホームの東京寄り)にも電光掲示板が設置されている。表示内容は改札口のものと同一である。「列車がまいります」の表示が出るかどうかは未確認である。