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2010/6/8(火) − 2014/9/16(火) 掲載
【JR東日本】 研究開発センター内に「Smart Station 実験棟」、模擬駅で実験へ8日、JR東日本が発表。鉄骨造3階建て。可動式天井、自動改札機、模擬ホームに車両も。フロンティアサービス研究所が中心、7月上旬から。JR東日本は6月8日、研究開発センター(さいたま市)の敷地内に「Smart Station 実験棟」が完成、7月上旬から使用開始すると発表した。 「Smart Station 実験棟」は、実際の駅を模擬した実験設備(鉄骨造3階建て)で、車両3両分の長さの模擬ホーム(1階)および模擬コンコース(2・3階)が設けられる。高さおよび勾配を自由に変更できる可動式天井、実験に使用する車両1両、自動改札機8台(5通路、うち1通路はICカード専用)、基本的な誘導サインなどを備える。これらの設備も容易に着脱可能とされているほか、階段の仕上げ材、トイレ設備についても、実験に際しての着脱に対応する。 これまで、実際の駅施設を使った実験は、深夜など営業時間外に行なわれていたため、被験者の属性にバイアスがかかるなど制約があった。実験棟の完成により、長時間・長期間にわたる実験や、より実際の利用客の属性に近い被験者による実験が行なえるようになる。 実験は、同センターのフロンティアサービス研究所(2001年に発足)が中心となって進められる。同研究所の成果としては、「異常時案内用ディスプレイ」などがある。
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