そのため、特急の場合、例えば「しおさい7号」という列車名は、「銚 子」「CHOSHI」「しおさい7号」「SHIOSAI 7」という具合で、行き先と交互に表示される。限られた表示領域で、うまく列車名を案内する工夫といえよう。
錦糸町駅で見られる特急しおさいの停車駅スクロールは独特である。一般的な「(←)この列車は、○ ○ 、… ○ ○ の順に停車致します。」という表示ではない。これは、総武線(快速)用の中央装置が稼動していないため、駅で独自に設定しているからであると思われる。ATOSの全線導入後は、一般的なスクロールに変更される可能性もある。
写真の通り、「(←)当駅から先 千葉 佐倉 八街 成東 横芝 八日市場 旭 飯岡 終点、 銚子 の順に停車致します。」という全文が赤で表示される。特急だから赤、ということかも知れないが、かなり強烈だ。
ATOSの一般的なスクロール表示では、地の文(?)が緑で駅名が橙、というのが標準になっている。比べると、赤一色より非常に見やすいことがわかる。また、橙色は赤+緑で表現されているので、赤または緑の単色より明るい。特定の部分を強調したい時、紙の上では赤を使うが、電光掲示板では赤よりも橙のほうが、強調表示に向いた色であるといえる。 |