2000/3/2(木) 公開

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→ 写真で見る稲毛駅電光掲示板設置前後

 総武快速線ATOS導入を前に、総武線の各駅で快速ホームに電光掲示板が新設されました。また、今までコンコースに電光掲示板が無かった駅のうち、船橋を除く快速停車駅すべてでコンコースにも電光掲示板が設置されました。いずれも使用開始までしばらく時間がありそうですが、ここでは稲毛駅を例に、電光掲示板が設置される前後の様子を写真で見てみましょう。

快速ホーム

 稲毛駅快速ホームでは、階段を上がってすぐのところに「電車が/きます」と点滅して警告音を出す接近警告器が設置され、大き目の方面案内板と時計が一つ先の梁に取り付けられていた。電光掲示板をつけるとしたら、方面案内板を外して同じ梁に取り付けるか、一つずらして取り付けるか、のどちらかであった。

 実際はどのように取り付けられたのだろうか。右の写真を見比べるとわかる。柱と梁の数を、時計と水飲み場の位置を基準に数えてみると、ちょうど方面案内板より一つ画面手前の梁に電光掲示板が取り付けられたことがわかる。



電光掲示板設置前。方面案内板がある



電光掲示板設置後。方面案内板より1つ階段から離れた梁に取り付けられた
(稲毛駅、2000/2 撮影)

コンコース

 稲毛駅のコンコースには、ずっと前から大型の方面表示板が一つ、目立つ場所に設置されていた。電光掲示板はなく、大きな改札外の柱と快速ホーム階段下にある「標準時刻表」を唯一のてがかりに、快速と各駅停車のどちらが早く来るかを確認する人が多い。

 今回設置された電光掲示板は、番線ごとに独立してい。つまり、ホームに設置されるものと同一のものが4つ、横に並んでいる。その証拠に、めり〜な側から見ると方面と番線の表記が左右逆になっている。せっかくコンコースに設置するのだから、どちらの面から見ても「1 総武線(各駅停車) …方面」という順に表記されていても良いのだが。ホーム用と同じだと作りやすいのだろうか。

 電光掲示板はそれぞれ2行表示でき、1、2、3番線ではホームにあるものより情報量が多いことになる。しかし、津田沼などで見る限り、下の行はほぼお知らせスクロールに独占されることになりそうだ。快速では行き先を重要とする利用客が多く、運転間隔も日中は比較的広いことから、お知らせスクロールはぜひ1、2番線の電光掲示板に流すに留めて欲しいものである。

 ところで、現在は撤去されてしまった古い方面表示板には、至れり尽くせり、各方面の駅名が並んでいる。例えば、4番線の場合「千葉・成田・木更津・大原方面」という具合だ。2番線でも「西千葉・千葉方面」と書いてある。字体はゴシック体ではなく、方向幕に使われているような字体になっていて、いかにも国鉄らしい。



電光掲示板設置前。国鉄時代から残る年代ものの案内板がある



電光掲示板設置後。古い案内板は撤去され、新しい電光掲示板は柱の無い空間に広々と取り付けられた



一見邪魔そうな柱だが、めり〜な側から入ってもよく見える。方面と番線の表記が左右逆
(稲毛駅、2000/2 撮影)

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