| 2001/2/27(火) 更新 |
総武線(各駅停車)御茶ノ水−千葉間では、1999年6月にATOSが導入されている。対象線区の各駅では、電光掲示板の整備、電光掲示板と自動案内放送のATOS連動化、信号・ポイントのATOS制御化などの工事が行われるが、千葉駅では出発時機表示器が設置された以外に変化が見られなかった。 |
![]() (千葉駅、2000/2 撮影) |
千葉駅では、すべてのホーム・改札口・コンコースで同一の電光掲示板を使用している。早い時期からLED式の電光掲示板が導入されている都内の駅や、横浜駅など首都圏の主な駅でも、同じタイプの電光掲示板がよく見られる。一行ごとにドットマトリクスが独立しており、「行き先」「種別」など書式が予め表記されているのが主な特徴だ。(融通が利かない面もあるが、表示内容が洗練されていてわかりやすい。) |
この電光掲示板がATOSに連動していないのは、いくつかの点からわかる。まず、「電車がまいります」という点滅表示がない。「(←)常磐線は茨城県東海…」というようなお知らせスクロールがない。決定的なのは、ATOS連動の電光掲示板とは「各駅停車」やローマ字表示の書体が異なる点だ。他のホームにある電光掲示板と同じ書体であることから、全て同一のシステムで管理していることがうかがえる。
千葉駅では緩行ホームだけに自動放送が導入されている。電車が入線するとき、電車が到着したとき、電車が発車したときに、それぞれ自動で放送が流れる。
到着時の放送は次の通りである。「ご乗車、ありがとうございました。内房線、木更津・館山方面は、3番線・4番線。外房線、茂原・大網方面は、5番線・6番線。総武本線、八街・成東方面は、7番線・8番線。成田線、成田・佐原方面は、9番線・10番線にお乗り換えください。」
ATOS連動の自動放送なら「ちば〜/ちば〜/終点/ちば/です//本日も/ご利用いただきまして/ありがとうございました//お忘れ物のないよう/ご注意ください」と言うところだが、きびきびと詳しい乗換え案内が流れるほうが良いかも知れない。
関連ページ
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