→ 変則的な表示
回送列車、通過列車、臨時列車などの案内表示を写真でご紹介します。
「回送」の表示
回送列車がホームに停車するとき、該当の番線の電光掲示板では「回送」という表示が出る。
電車の方向幕では「回送」のコマに限ってローマ字表記がないのが普通だが、電光掲示板ではローマ字でも「OUT OF SERVICE」と表示されている。 |
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ATOS非連動の電光掲示板では、「UNAVAILABLE」「Not in service」など、駅によって表示が異なっていたが、ATOS連動の電光掲示板では全駅で「OUT OF SERVICE」と表示される。
最近ATOSが導入された線区では、「回送」でも発車時刻が表示されている駅がある。
東京地下ホームと大船で表示を確認しているが、駅員への連絡用に時刻まで表示されているのではないかと考えられる。 |
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「通過」の表示
通過列車が3本以上(駅により条件は変えられる模様)続くときに表示されるのが「通過」である。
現在は次々に電車が発着する渋谷4番線であるが、湘南新宿ライン運転開始前には貨物列車や特急列車などが続けて通過することが珍しくなかった。
京浜東北線の西日暮里−新橋間で見られる「快速運転中 通過」という表示も、上記の表示をカスタマイズしただけのようだ。邪推になるが、深夜でも通過列車が3本続けば「快速運転中 通過」と表示されるのではないだろうか。 |
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臨時列車の案内
団体列車など、不定期に運転される臨時列車が停車するとき、「J R」とだけ表示される。臨時列車でも、シーズン毎に決まって運転される「増発列車」は、正しく案内される場合が多く、「J R」の表示は出ない。
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(渋谷駅、2000/5 撮影) |
また、同じ団体列車でも、駅によって「J R」と表示されたり、「団体」と表示されたりする。これは、各駅で団体列車をどのように扱っているかによるのではないかと思われる。
「団体」の英語表記「PARTY」のフォントは、他の種別表示と同様のゴシック体である。ただし、文字の大きさが一回り小さいほか、文字のバランスが崩れている部分もある。 |
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駅の旅客案内装置に、表示パターンや音声が入っていないような列車の場合も、この表示が出る。渋谷駅では、ホリデー快速ビュー湘南号は正しく案内されるものの、ホリデー快速ビュー鎌倉号は「J R」の表示だけになる。放送も、「列車が/まいります/ご注意ください/危ないですから…」と、少々間の抜けたものになる。
ちなみに、総武線(各駅停車)にATOSが導入される際、東船橋では「準備中」の代わりに「J R」と表示されていた。
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