2003/6/15(日) 更新 |
・ ATOSとは
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・ 自動案内放送→ アウトライン細分化された音声データによる柔軟な自動放送ATOSと連動した自動案内放送では、行き先や時刻などが実施ダイヤにあわせて放送される。そのため、文節ごとに区切られた音声データが多数用意されており、必要に応じて連続再生される。実施ダイヤは線区別ホストにより一括管理されているが、その情報に基づいて具体的にどのような放送を流すかは各駅で設定できる。また、どのような設定にするかは比較的各駅の裁量に委ねられているようで、頻繁に設定が変更される駅とそうでない駅がはっきり分かれている。 ATOS導入により案内放送が機械的で画一的になる、というイメージを持つ人も少なくないだろう。しかし、実際には各駅で様々なカスタマイズが行われ、実情にあった多様な案内放送が流されている。一部では、ATOS導入前よりはるかに柔軟できめ細かな自動放送が実現されている点に注目したい。 方面別に男声と女声を使用ATOSの放送には、女声と男声がある。番線ごとの接近放送などは、ほとんどの駅で方面別に男声と女声を使い分けている。ただし、線区単位で見ると必ずしも整合性がとれているとは言えず、線区単位で「A線=女声」などと厳密に統一されている営団地下鉄などと比べると雑然としている。 なお、開発当初は女声のみを用意していたようで、松戸やひたち野うしくなど初期の先行導入駅、閑散区間の簡易導入駅では男声の放送がない。また、接近・発車以外の放送は女声のみである。 放送の種類ATOSによる自動案内放送には、次のような種類がある。
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