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ATOSがどのようにして導入されるのか、現在までに導入済みの各線区を例にご紹介します。
ATOS導入の最大の目的は線区のシステム化(自動化)。その要となる電子連動装置の導入が最初に行われます。あわせて、使われていない線路が整理され、ポイントのない駅では出発信号機等が閉塞信号機化されます。
ATOSに対応した自動放送装置が整備されます。アナウンスの音声や発車メロディーの種類が変更される場合もあり、更新されたことは容易に判別できます。
運転本数の多い区間では、各駅に出発時機表示器が設置されます。
運転本数の多い区間を中心に、各駅のホームや改札口などに電光掲示板が設置されます。既に設置されている駅でも、一定の要件を満たさない場合は新しいものに交換されることがあります。
出発時機表示器や電光掲示板など、設置された各機器が正常に動作するか、また、線区ごとの中央装置との間で正常に通信できているか、という試験が行われます。
ATOSの使用開始には2つのステップがあります。1つは各駅での進路制御装置や旅客案内装置が使用開始になること、もう1つは線区ごとの中央装置(ホスト)が使用開始になることです。
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