2014/9/16(火) 更新

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池袋−大宮間に導入

 東北貨物線では、池袋−大宮間を対象にATOSの導入が完了している。なお、導入対象区間には常磐貨物線の一部が含まれている模様。なお、「JR EAST Technical Review」によると、山手貨物線と東北貨物線は池袋を境界として扱われるという。

 東北貨物線でのATOS導入は、ダイヤ上関係の深い宇都宮線(東北線)の一部・高崎線と同時に進められた。

浦和:貨物線にもホーム新設

 浦和では、旅客線および駅前後の高架化工事が進められ、2013年3月、貨物線にも旅客ホームが新設された〔写真〕。湘南新宿ラインおよび東武直通特急(「日光」・「きぬがわ」など)がすべて停車する。

 全角16文字分・2行タイプでLED表示面の周囲が狭いタイプの電光掲示板が設置されている。武蔵小杉の横須賀線ホームに設置されたものと同様であるが、LEDの輝度は高くなり、従来通りの視認性が確保されている。



(浦和駅、2014/7 撮影)

 宇都宮線(東北線)・高崎線の案内に準じており、普通列車グリーン車マークが表示される。ドア数については、全列車が4ドアの車両に統一されたため、省略されている。「新宿経由」「湘南新宿ライン」の交互表示で、種別は常に表示される。

 下り列車の路線名は、電光掲示板の方面表記では「湘南新宿ライン」となっている一方、LEDでは「宇都宮線」「高崎線」と表示される。









(浦和駅、2014/7 撮影)

 なお、コンコースの電光掲示板には、「さいたま新都心駅には停車しません。」(※1)および「Do not stop at Saitama-Shintoshin Station.」(※2)という表記がある。この表記は、LED表示面の1行分に相当する領域を占めており、3行タイプの寸法でLED表示面を上から2行分のみ実装した形になっており、この表記のない上り列車用の電光掲示板も同じ寸法に揃えられている。同様の例は、さいたま新都心の1番線および3番線でもみられる。

※1 These trains pass Saitama-Shintoshin Station, go nonstop to Omiya Station.
※2 「さいたま新都心駅に止まってはならない。」という禁止を示す。



2005/7/22(金) 更新

池袋・赤羽に旅客ホーム

 貨物線というと一見利用客には縁がないように思えるが、2001年12月に運転が開始された「湘南新宿ライン」は、貨物線を走ることで実現した直通列車である。湘南新宿ラインの列車は、(西大井−)大崎−池袋間で山手貨物線を、池袋−大宮間で東北貨物線を通る。

 東北貨物線で旅客ホームが設けられているのは、今のところ池袋・赤羽のみである。(浦和では、駅付近連続立体化工事で東北貨物線にホームを新設する予定がある。)池袋では2・3番線ホーム、赤羽では5・6番線ホームが、東北貨物線にあたる。



(赤羽駅、2005/7 撮影)

宇都宮線(東北線)・高崎線と同様の旅客案内

 東北貨物線の各ホームでは、同時期にATOSが導入された宇都宮線(東北線)・高崎線に準じた旅客案内が行なわれている。

 電光掲示板では、車両のドア数やグリーン車連結の有無、直通先路線名などが詳細に案内されている。また、「(←)この列車は、 ○ ○ を出ました。」という接近状況の案内や、「(←)この列車の前寄り○両は、 ○ ○ 止まりとなります。」という注意の表示もある。

 自動放送は常磐線と同様、大幅に改良されており、自然な音声になっている。この線区に特有の案内としては「グリーン車がついております」「浦和・さいたま新都心には停車致しません」といったものがある。









(赤羽駅、2005/7 撮影)


参考/出発時機表示器設置のスケジュール

2003/12/24 赤羽
2004/ 4 池袋

参考/使用開始のスケジュール

2004/ 6/ 7 池袋 電光掲示板と放送 使用開始
 (以上、スタンドアローン)
2004/12/19 線区別中央装置 使用開始
 (出発時機表示器も使用開始)
2004/12/22 赤羽 電光掲示板と放送 使用開始


関連ページ

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導入済み線区
 → 高崎線
 → 山手貨物線

導入予定線区
 → 宇都宮線(東北線)

ATOSの話題

ニュース
 → 池袋駅への乗り入れ開始(1988年3月)
 → 【湘南新宿ライン】 浦和に貨物線ホームが完成、東武直通特急も停車
 → 【東京総合指令室】JR貨物と密接に連携、貨客をさばく
 → 【高崎支社】東京のATOSを使用し貨客を巧みにさばく(2016年11月)




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