2005/7/26(火) 更新 |
・ ATOS導入の流れ
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・ 導入済み線区→ 京浜東北・根岸線山手線と同時に導入大宮−大船間の全線を対象に、1998年8月までにATOSの導入が完了した。田端−田町間で並走する山手線と同時の導入となった。 快速の案内に工夫
快速運転区間の先、南行きの田町−大船間、北行きの田端−大宮間では、すべての電車の種別を「各駅停車」と案内している。あるいは、種別を案内していない駅もある。
横浜線乗り入れ東神奈川−大船間には、横浜線の電車が乗り入れている。休日には、鎌倉への行楽客をターゲットにした横須賀線直通・逗子行きの電車もある。このような電車も、電光掲示板と放送で詳しく案内される。 京浜東北線の電車が10両編成なのに対し、横浜線の電車は8両編成と少し短い。ホームの端では乗車できないため、両数の案内は重要だ。 ATOS導入後は、主に放送で「この/電車は/8両/編成です」と案内することで、注意を喚起している。
ちなみに、京浜東北線か横浜線のどちらかでダイヤが乱れた場合、横浜線の電車はすべて東神奈川折り返しになり、京浜東北線への乗り入れが中止される。京浜東北線・横浜線それぞれのダイヤを単純化し、ダイヤ回復をスムーズに行なうためと思われる。 融通の利く山手線並走区間田端−田町間は、本来は東海道本線と東北本線。そこに、京浜東北線と山手線の電車が乗り入れているというのが正確だ。そのため、この区間においては線路の使用もかなり融通が利くようになっている。 具体的には、この区間の山手線または京浜東北線の線路を電車が走れなくなった場合、もう一方の線路を走ることができる。これにより、田端−田町間の運転を確保できるだけでなく、田端以北・田町以南の京浜東北線や山手線の西側の運休も免れることができる。
横浜には24ドットの電光掲示板がATOS線区のほとんどの駅では、16ドットタイプの電光掲示板が設置されているが、横浜ではATOS導入前から24ドットタイプの電光掲示板が使われていた。そのため、京浜東北線ホームでも24ドットタイプが採用されている。
根岸線はATCバックアップ京浜東北・根岸線では全線でATCが導入されているが、桜木町−大船間では貨物列車が運転されるため、ATCとATSを併設した「ATCバックアップ」区間となっている。このため、この区間では通常の地上信号機が見られる。 ATOS線区では他に、総武線(快速)の錦糸町−両国間が同様の区間だったが、ATOS導入から間もなくATS化されている。山手貨物線ではATOS導入より前に、ATS化されている。
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