2004/11/7(日) 更新 |
・ ATOS導入の流れ
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・ ATOS導入の流れ→ 試験出発時機表示器の試験そのものずはり、出発時機表示器の試験では「試験」と表示されるという。写真がないのが残念であるが、詳細については「FORUM×ATOS/検索」でご確認いただきたい。 なお、出発時機表示器の試験には、2つのステップがあることが推測できる。一つは、個々の表示機が正常に設置でき、正常に表示できるか、という試験である。もう一つは、線区ごとの中央装置からのデータに基づき、適切な表示を出すことができるか、という試験である。出発時機表示器は基本的に中央装置が稼動して初めて意味のあるもので、駅単体で活用することのできる代物ではない。その意味では当然、後者の試験のほうが重要である。 旅客案内装置の試験
後述する線区ごとの中央装置との接続試験が始まると、運行情報が流れることがある。ここまでくれば、ATOSならではの高度な旅客案内を実現する準備が大方整った状態と見ることができる。 自動放送のテストでは、一時的にATOS連動の放送に切り替えられたりする。その場に居合わせればテスト中であることが明確だが、すぐに元の自動放送に戻ってしまうので、テストが行われたことを知るのは難しい。 その他の試験ここまでは利用客の目に触れるところで行われる試験が多いが、見えないところでも様々な試験が行われているであろうことは容易に想像できる。 電子連動装置は、導入後すぐに使用されるものと見られるが、ATOSと接続してPRCとして運用するためには何らかの試験が行われる可能性がある。また、線区ごとの中央装置については、各駅の装置や他線区の装置、輸送総合システムなど他のシステムとのデータの送受信などが試験されるものと思われる。 保守作業時に作業員が自ら線路閉鎖をかけられる携帯端末や、駅員に運行情報を知らせる携帯端末、指令室の輸送指令卓、各駅では在線モニタなど、人間系とシステムのインターフェースについては、単に機器の試験だけでなく、操作方法の研修なども必要になるものと思われる。 → 使用開始
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